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Anesthetizing department

麻酔科とは

What is the anesthetizing department?

 「麻酔」とは、手術前に眠り薬を注射して終わり、ではありません。私たち麻酔科は、患者さんの手術が安全に行えるように、また手術後もなるべく苦痛がなく快適にすごせるように、手術をする各科の医師とチームを組んで診療にあたっています。
 また、痛みをコントロールする手技を駆使してなかなか治りにくい慢性疼痛の治療をおこなったり(ペインクリニック)、得意な呼吸循環管理の手法を応用して外傷や重症患者の集中治療を行うこともあります。 当院では、年間約3300件の手術を行っています(平成16年度データ)。体の表面に近い場所で短時間に終わる手術については、歯科治療などと同様に局所麻酔(局部に麻酔薬を注射してその部分だけ麻酔する方法です)を各科の医師が行います。しかし年間1700件ほどあるより大きな手術になると、呼吸や循環に影響があるため、麻酔科医師が麻酔を担当いたします。当院の腹部一般外科、呼吸器外科、脳神経外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、婦人科などの多くの部門で、悪性腫瘍(がん)の根治手術や内視鏡による高度先進医療に積極的に取り組んでいます。(各科のホームページを参照ください) これら長時間にわたる手術を安全に行うために、麻酔科は欠かせない存在です。
 手術が決まりますと、麻酔科医師が診察に伺います。いままでの治療や持病、身体状態や患者さん自身の希望を総合的に考慮して、行われる手術に最も適した麻酔法を選びます。全身麻酔のほか、いわゆる下半身麻酔と呼ばれる脊椎麻酔や硬膜外麻酔、神経ブロックなどの手法を組み合わせて行う場合もあります。麻酔に用いられる薬は強い薬が多く、ショックを起こすこともあるので専門医が適切に行う必要があります。アレルギーの既往や悪性高熱症と呼ばれる、全身麻酔に特有の合併症の家族歴(血縁者のなかにそういった症状の方がいなかったか)についてもお尋ねしますので、ありのままお答えください。
 全身麻酔を行った場合、のどに呼吸用のチューブを入れさせていただくことがありますので、その際、歯の一部が欠けたりすることもあります。また手術の後、一時的に声がかすれたり、のどの痛みが起こることがあります。
 下半身(へそから下)の手術で、時間が短い場合は下半身麻酔で行われることが普通ですが、「背中に針を刺して麻酔するのは怖い、嫌だ」といわれる方で、上に書きました全身麻酔に伴うリスクを受け入れられる場合には、あえて全身麻酔をして手術を行うこともできます。また「背中に針をさして麻酔するのは良いが、手術中に意識があって周りの様子がわかるのは怖い、できれば知らないうちに終わってくれたほうが良い」と言われる方には、手術中に適当な鎮静剤を用いて、眠っている間に終わるようにすることもできます。
 どんな方法をとるにせよ、あなたの手術が終わり、無事覚醒(目を覚ます)して手術室から出るまで、麻酔担当医がずっと身体の状態を監視して、絶えず各種の薬や点滴の量、人工呼吸器の条件(全身麻酔の場合)などを調節しています。麻酔が浅くて覚めかけてないか、逆に深くなりすぎて心臓や血圧に異常が出ていないか、もともとあった持病が悪化していないか、悪化しているのならばどのような処方をすればよいか、麻酔を安全に行うには広い分野の知識が要求されます。
 この数十年の間に麻酔の方法もかなり進歩しました。当院でも80歳や90歳の方の手術は普通に行われています。昔は「麻酔がかけられないから手術ができない」と言われていた重病の方も、ほとんどの場合、今では専門医の手によって安全に麻酔を行うことができます。
 「手術を勧められているのだけれど、手術よりも麻酔がさめるかどうか心配、麻酔が怖い」といわれる方は、麻酔専門医のいる病院で麻酔科医師にご相談ください。  麻酔専門医のいる病院は、社団法人:日本麻酔科学会のホームページで紹介しています。


診療担当医師

Diagnosis and treatment doctor in charge

役 職氏 名卒業年度
救急診療科医長磯部 尚志福岡大学卒

外来担当表及び休診日のご案内は、こちらをご覧ください。


ペインクリニック(痛みの治療)

Pain clinic

 ペインクリニック外来で行います。長期にわたる痛みを神経ブロックで治療します。2-3台のベッドに横になってもらい、神経ブロック後、一定時間安静にしてもらいます。帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、肺手術後の痛みなどが対象になります。


救急治療について

About the emergemcy treatment

当院は姫路市における二次救急施設ですが、三次救急施設(救命救急センター)並みの設備を整えつつあります。 重症患者は集中治療室に搬入され、麻酔科医師は各科医師と連携して治療します。 心肺機能停止(溺水,窒息などを含む)、中毒(農薬,毒ガス,タバコなど)、重症熱傷,多発外傷、急性心筋梗塞などがこれにあたります。


心肺蘇生法について

About the cardiopulmonary resuscitation

 当院は、姫路市の心肺機能停止患者(心臓が止まった患者)の約1/3を受け入れています。残念ながら、心臓が再び動くようになっても、9割以上の方は1週間以内に死亡されます。また、残りの1割の患者も、意識が戻らず、脳死や植物状態になることが大部分です。
今、世界的に
「早く発見する。早く通報する。早く心臓マッサージを始める」ことが患者を救うために提唱されています。
心肺蘇生法をマスターしましょう。

まず、人を呼びます。
ついで心臓マッサージを始めます。
最後に人工呼吸を始めます。


集中治療について

About intensive care

集中治療室は8床で、重症患者の監視装置が完備されています。麻酔科医師は、重症の呼吸不全、腎不全、心不全などに対して、人工呼吸、血液透析、循環補助など機械を駆使して治療します。


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