
Respiratory tract medicine
特 色
Trait
姫路市を中心とした西播磨地区の基幹病院であり、医院の先生のみならず病院からの紹介患者も多く、呼吸器系疾患の最終病院として評価されています。したがって診療分野も呼吸器疾患全般を包括しており、特に肺癌・びまん性肺疾患・気管支喘息・慢性呼吸不全・睡眠時無呼吸症候群などに力を入れています。地域医師会と連携して、毎週本院で症例検討会を続けており、今年で27年を迎えました。
また西播磨地区の呼吸器系の中心として種々研究会を主催しており、同地区の呼吸器診療のレベルアップに協力しています。1998年6月には、年2回実施される近畿地区の呼吸器系学会である第51回呼吸器学会・第81回結核病学会近畿地方会を開催させていただきました。
スタッフ紹介
The staff's introduction
| 役 職 | 氏 名 | 卒業 年度 | 専門資格 |
|---|---|---|---|
| 副院長 | 望月 吉郎 | 昭和51年 | 内科学会認定医・指導医 呼吸器学会専門医・指導医 感染症学会専門医・指導医 ICD、産業医 |
| 呼吸器科医長 | 中原 保治 | 昭和54年 | 内科学会専門医・指導医 呼吸器学会専門医・指導医 臨床細胞学会専門医・指導医 解剖医 |
| 呼吸器科医長 | 河村 哲治 | 昭和62年 | 内科学会認定医・指導医 呼吸器学会専門医・指導医 感染症学会専門医・指導医 ICD |
| 医 師 | 佐々木 信 | 平成8年 | 内科学会認定医 呼吸器学会専門医・指導医 呼吸器内視鏡学会専門医 |
| 医 師 | 塚本 宏壮 | 平成12年 | 内科学会認定医 呼吸器学会専門医 がん治療認定医 |
| 医 師 | 宮川 倫子 | 平成14年 | 内科学会認定医 呼吸器学会専門医 |
| 医 師 | 田畑 寿子 | 平成15年 | 内科学会認定医 呼吸器学会専門医 がん治療認定医 |
| 医 師 | 守本 明枝 | 平成11年 | 内科学会認定医 がん治療認定医 |
| 医 師 | 真弓 哲一郎 | 平成13年 | 内科学会認定医 |
| 医 師 | 横山 俊秀 | 平成16年 | 内科学会認定医 |
| 医 師 | 水守 康之 | 平成12年 | 内科学会総合内科専門医、認定医 消化器内視鏡学会専門医、産業医 |
| 医 師 | 渡部 悦子 | 平成16年 | 内科学会認定医 |
| 医 師 | 岡本 裕子 | 平成10年 | 内科学会認定医 呼吸器学会専門医、産業医 |
| 専修医 | 勝田 倫子 | 平成17年 | 内科学会認定医 |
| 専修医 | 三村 一行 | 平成18年 | 内科学会認定医 |
| 専修医 | 鏡 亮吾 | 内科学会認定医 | |
| 専修医 | 大西 康貴 |
外来担当表及び休診日のご案内は、こちらをご覧ください。
| 氏 名 | ご紹介 |
|---|---|
| 副院長 望月 吉郎 | 豊富な臨床経験をお持ちの先生で、呼吸器疾患の臨床については全国的にその名が知られており、とくにびまん性肺疾患や感染症、気道疾患、肺気腫、呼吸不全などの分野において精力的に活躍されています。また診療のみでなく学会活動や教育にも熱心で、学会の評議員としての活動や講演、研究会の主催など多忙な日々を送っておられます。一方で、植物を愛し、病棟の一角に花壇を作られるなど、とても温厚な先生で患者さんからは厚い信頼がよせられています。 |
| 医長 中原 保治 | 国立がんセンターでの研修歴があり、また細胞診の指導医資格をもっておられ、とくに肺癌の診断、治療に取り組んでおられます。その姿勢は、同じ肺癌症例でもそれぞれの患者さんで病気も異なるし、患者さんの精神状態、人生観も異なることをふまえ、個別に最良の診療を行うことを目指しておられます。また、持ち前のアイデアあふれる発想から積極的にがん研究にも力を入れておられます。 |
| 医長 河村 哲治 | びまん性肺疾患に対しての造詣が深く、幾多の学会発表、論文を出されており、診断が非常に難しいこの分野の症例について、しっかりとした診断、治療指針を出していただけると、地域の先生方からも大きな信頼を集めておられる先生です。また、喘息外来を発足時から担当され、喘息診療については当地域の指導的活動をされています。研ぎ澄まされた臨床家の眼をもっておられ、日々の診療において、日本で数例しかないようなきわめて稀な疾患も見逃すことなく的確に診断されておられます。 |
| 医師 佐々木 信 | 広く呼吸器疾患の診療にあたっておられますが、とくに肺癌の化学治療、難しい肺炎、間質性肺炎と広い範囲で熱心に常にいろいろな工夫をし、その治療成績の向上をめざしておられます。また病気だけでなく患者さんの社会的な境遇にも注意を払い、適切な診療を受けていただけるような気配りも忘れない先生です。 |
| 医師 塚本 宏壮 | とくに真菌症、アレルギー疾患の診療、研究に打ち込んでおられ、また肺癌の先進的な医療はもちろんのこと緩和医療にも熱心で、院内で指導的立場にあるだけでなく種々の研究会でもけん引役として活躍されておられます。冷静沈着。性格温和にして強い決断力の持ち主。後輩への指導にも熱心で皆の信望を集めています。 |
| 医師 宮川 倫子 | 「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)」という言葉がぴったりで、診療にも女性らしい細やかさがあります。それでいてファイトがあり頼りがいのある先生です。 |
| 医師 田畑 寿子 | 元気で笑顔のステキな先生です。難しい症例にもコツコツと真剣に向き合う努力家です。 |
| 医師 守本 明枝 | 禁煙外来を担当されています。呼吸器科だけにとどまらず、内科一般広い範囲の診療経験があり全身を診ることのできる先生です。 |
| 医師 真弓 哲一郎 | いろいろな病院での勤務経験をもっておられ、広い視野からの診療ができる頼もしい先生です。 |
| 医師 渡部 悦子 | 毎日の仕事が楽しくて仕方ないという様子で、日々深夜まで診療、研究に打ち込んでおられます。 |
| 専修医 勝田 倫子 | 家庭的でほっとするような雰囲気をもった先生です。でも誰にも負けないファイトがありバリバリ仕事のできる先生です。 |
| 専修医 三村 一行 | 理知的でしっかりした思考のできる先生で、きめ細かな診療が特徴です。 |
症例数
Number of cases
平成19年度の入院延べ患者数は年間1499名で、内訳は肺癌・各種びまん性肺疾患・肺感染症・気管支喘息・COPD・自然気胸・睡眠時無呼吸症候群などです。
外来患者は毎日平均100名を数え、日々、15名以上の新規紹介患者が来院されます。
治療・成績
Treatment and result
■肺癌
気管支鏡検査は年605件、経皮穿刺細胞診225件、胸部CT検査は約3000件(平成19年度)行っており、呼吸器科スタッフ・呼吸器外科医・放射線科医で毎週合同カンファレンスを行い、肺癌診断・治療の方針を話し合っています。平成19年度の吸器内科における肺癌入院患者は年間延べ1544名(実数649名)で化学療法・放射線療法を組み合わせて最大の効果が上がるよう努力しています。
■びまん性肺疾患
間質性肺炎、サルコイドーシス、慢性好酸球性肺炎、過敏性肺臓炎など肺全体に陰影が出現した病気の総称です。気管支鏡検査を実施し、肺生検・気管支肺胞洗浄などを行い診断確定に努力しています。どうしても診断が難しい場合には胸腔鏡下肺生検を実施して診断する場合もあります。平成19年度胸腔鏡下肺生検数は32件です。(今までの胸腔鏡下肺生検数は平成19年度末までで465件です。)
■肺感染症
普通の肺炎・気管支炎ももちろん多いのですが、重症の肺炎や通常の抗生物質では効果がない特殊な肺炎(レジオネラ肺炎、クラミジア肺炎など)をはじめ難しい症例が次々に他病院から救急紹介され、院内カンファレンスを繰り返しながら治療しています。集中治療室の協力も得て、エンドドキシン吸着療法など先進的な手法で救命できた症例も増えてきました。
■気管支喘息
現在の標準療法であるステロイドの吸入療法を積極的に取り入れ効果を上げています。年間約300名の喘息患者さんを外来で治療しており、特に当院薬局の薬剤師の協力で、丁寧な吸入指導を患者さんがわかるまで行っています。
また患者さんに喘息の勉強をしてもらうために平成2年から喘息教室を月1回実施、現在は呼吸器教室と名称を変えて毎月第4金曜日15時から院内第二会議室で行っています。医師のみでなく薬剤師、リハビリ技師、栄養士など各分野からの専門家が集まり、病気の解説から生活指導まで幅広い勉強をしていただけるよう努力しております。
■COPD
COPDはタバコの害で肺が壊れ、動くと息苦しくなる病気です。抗コリン剤吸入を中心とした薬物療法や呼吸リハビリを行い、少しでも息苦しさを軽減するよう努力しています。現在2週間短期入院で呼吸リハビリを実施中で好評を得ています。病気の程度によっては呼吸器外科と相談のうえ肺容積縮小手術を行うこともあります。
平成20年度から禁煙外来にも本格的に取り組んでいます。
■慢性呼吸不全
肺気腫や肺結核後遺症で肺機能がかなり低下した人に在宅酸素療法を行っています。現在までの在宅酸素療法導入患者は1014名を数え、現在120名が外来通院中です。(外来数では近畿の独立行政法人国立病院機構の病院の中で第2位です。)
また、鼻マスク式陽圧人工呼吸導入患者は78名を数え、現在21名が外来通院中です。
■睡眠時無呼吸症候群
夜間睡眠中に突然いびきが止まり、数秒から数十秒後にいびきが再開する現象は日常的に遭遇しますが、このように夜間に突然無呼吸がおこる病気を睡眠時無呼吸症候群とよびます。ひどい場合には、睡眠障害やそれに伴う日中の睡眠発作をおこし、交通事故や突然死の原因になることがあります。最近分かってきた病気で、今まで検査法がなかったためにあまり知られていませんでしたが、患者さんの数は意外に多く、100人に一人とも言われます。
当科はこの睡眠時無呼吸症候群の診療に積極的に取り組み、ポリソムノグラフィーを使用して診断し、治療効果を評価しています。平成19年は111名が検査を受けています。
医療設備
Medical facilit
胸部CT,MRI,リニアック,血管造影,気管支鏡,レーザー,肺機能検査など
後期臨床研修医募集
呼吸器内科では、後期臨床研修医を募集中です。
呼吸器内科で経験するあらゆる分野の症例が豊富に集中する当科は、後期臨床研修に最適です。
元気でスタッフと仲良くやれる人が唯一の条件です。
研修生募集
呼吸器内科では、週単位や月単位での研修生の受け入れもいたします。
当院の呼吸器内科に興味がある先生方のご応募をお待ちしております。
◆お問い合わせ先◆
- 独立行政法人国立病院機構 姫路医療センター
- TEL:079-225-3211(代表)
- FAX:079-223-8310


