シンボルマーク 独立行政法人国立病院機構 姫路医療センター

〒670-8520 姫路市本町68番地
TEL:079-225-3211

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

日本耳鼻咽喉科学会 専門医研修施設

概要

姫路医療センター耳鼻咽喉科は、西播地区の基幹病院として耳鼻咽喉科全般の疾患に対応しております。
 地域の先生方と連携を取りながら、手術や入院が必要な疾患の治療を行っています。
 頭頸部腫瘍に対する治療や、耳、鼻、のど、口、頸の手術治療が当科の特徴ですが、めまいや難聴、顔面神経麻痺に対する点滴治療、鼻炎、副鼻腔炎、扁桃炎や中耳炎などに対する薬による治療も行っています。
 頭頸部腫瘍の治療は当科が力を注いでいる分野の一つです。機能温存を第一に考え、治療方針を決定しております。悪性腫瘍であった場合、その治療方法は様々ですが、咽頭癌、喉頭癌の場合、早期は放射線治療を中心に、進行期は手術治療を中心に行います。治療を開始する前には、手術治療、放射線治療、抗癌剤治療それぞれのメリット、デメリットを説明いたします。ご本人の希望を伺いながら一人一人にあった治療方針をお示しいたします。
 比較的良い条件で発見された咽喉頭癌や口腔内癌、表在癌には、消化器内科と共同で経口的切除術(お口の中から癌を取る手術。ELPS、TOVSなど)を行っております。放射線治療に伴う皮膚炎や粘膜炎、口腔乾燥、味覚障害などに悩まされることがなく治療ができるメリットがありますが、これらの症例は放射線治療の適応にも含まれるため、どちらの治療方法が適しているか慎重に判断した上で手術を行っております。
 癌の治療には、嚥下(食物の飲み込み)や発声に不自由を伴うことがあります。当センターでは言語聴覚士(ST)とともに治療後に嚥下や発声のリハビリテーションを行っています。また、大きな手術により口やのどが大きく切り取られる時には、形成外科と協力し同時に欠損部分を再建する手術を行っています。手術が脳の近くや胸部、腹部に及ぶ場合には、脳神経外科、外科、呼吸器外科と協力して手術を行っています。治療は機能温存を第一に考えてはおりますが、病状によっては、ご自分の声を失う様な手術(喉頭全摘手術)が必要となります。条件が良ければ、TEシャント手術、ボイスプロステーシス留置術などの音声再建手術を行っています。また、手術後の発声練習を月2回院内で行っております(神鈴会)。ご希望があれば術前に見学していただいております。


専門外来のご紹介

耳手術外来

毎週金曜日の午前に耳手術外来診療を行なっております。対象となる患者様は、耳科手術が必要と考えられる症例で、鼓膜穿孔症例、真珠腫症例が中心となります。




鼻アレルギー外来

スギ花粉症に対する舌下免疫療法を行ないます。毎週、火曜日、水曜日、金曜日の午前に外来診療いたします。アレルゲン免疫療法は、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状を 抑える可能性のある優れた治療法ですが、治療は3ー5年と長期間かかること、全ての症例に効果が期待できる訳ではないことなど、治療を始める前に患者様にご理解いただくことがいくつかあります。舌下免疫療法は、皮下免疫療法と比較して、注射の痛みが無く、ご自宅での治療が可能などのメリットもあり、まず初回の診察時は、検査と主に治療の特徴を十分に説明いたします。
また「鼻アレルギー外来」では、症状のコントロールが難しい患者様に対して、手術治療についてもご相談いたしております。手術は原則的に全身麻酔で内視鏡下に行い、鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲骨切除術に加え、後鼻神経切除術、鼻粘膜焼灼術も行っております。どのような手術内容が適しているか各々の症例で異なっておりますので、十分な診察と検査の後に、手術方法を説明いたしております。


舌下免疫療法を受けるにあたってのご注意
次のような方は、舌下免疫療法を受ける事ができません
・花粉症の原因がスギ花粉ではない方
・舌下免疫療法に使用する薬剤でショックを起こした方
・重い気管支喘息の方
・悪性腫瘍(がん)や免疫系の病気がある方

治療を開始する前に、舌下免疫療法について以下の点をご理解いただきたいと思います。
・スギ花粉が飛散していない時期も含めて、長時間治療を受けられる
・毎日、治療薬の服用を決められた方法で継続できる
・少なくとも1ヶ月に1回(当分の間は2週間に1回)通院することができる
・治療をした全ての方に効果を示すわけではないことを理解できる
・効果があって治療を終了しても、その後に効果が弱くなる可能性があることを理解できる
・重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)がおこるおそれがあることが理解でき、副作用が起きた時の対応が理解できる

当科をはじめて受診される患者様へ

当科は、入院や手術治療、専門的な検査が必要な方を中心に診察しております。
当科の診察をご希望される方は、あらかじめかかりつけの医療機関で症状をご相談いただいてから、紹介状をご持参の上、受診されることをお勧めいたします。


スタッフ紹介

役 職 氏 名 卒業年度 所属学会 専門医等
医 長 魚住 真樹 平成6年 日本耳鼻咽喉科学会
日本頭頸部外科学会
日本頭頸部癌学会
日本癌学会
日本気管食道科学会
日本耳科学会
日本喉頭科学会
日本嚥下医学会
日本頭頸部外科学会指導医
耳鼻咽喉科専門研修指導医
騒音性難聴担当医
補聴器相談医
日本頭頸部癌専門医
がん治療認定医
国立大学法人神戸大学医学部 臨床准教授
医 長 平山 裕次 平成9年 日本耳鼻咽喉科学会
日本頭頸部外科学会
日本頭頸部癌学会
日本気管食道科学会
日本嚥下医学会
日本口腔・咽頭科学会
日本喉頭科学会
耳鼻咽喉科臨床学会
日本耳鼻咽喉科学会専門医
医 師 山本 沙織 平成19年 日本耳鼻咽喉科学会
日本頭頸部外科学会
日本耳科学会
日本聴覚医学会
日本耳鼻咽喉科学会専門医
医 師 橋本 あかね 平成23年 日本耳鼻咽喉科学会 日本耳鼻咽喉科学会専門医
専修医 鶴田 賀之


手術件数(2015年4月〜2016年3月)

手術名 件 数
耳科領域 鼓膜チューブ留置術1
鼓膜形成術10
鼓室形成術20
※乳突削開術(鼓室形成術との併施含む)11
試験的鼓室解放術0
顔面神経減荷術0
内耳窓閉鎖術0
その他4
鼻・副鼻腔領域 鼻中隔矯正術24
下鼻甲介手術13
※内視鏡下鼻副鼻腔手術62
鼻外切開による副鼻腔手術2
鼻副鼻腔良性腫瘍手術6
鼻副鼻腔悪性腫瘍手術5
涙嚢・鼻涙管手術0
鼻骨・眼窩骨折整復術0
その他0
口腔・咽頭領域 口蓋扁桃摘出術(含むアデノイド切除術)24
口蓋垂・軟口蓋形成術0
舌・口腔良性腫瘍摘出術3
舌・口腔悪性腫瘍摘出術18
咽頭良性腫瘍摘出術(経口腔)2
咽頭悪性腫瘍摘出術(経口腔)8
その他0
喉頭領域 気管切開術10
喉頭微細手術16
喉頭良性腫瘍摘出術(経口腔)11
喉頭悪性腫瘍摘出術(経口腔)22
音声機能改善手術2
嚥下機能改善・誤嚥防止手術0
その他0
頭頸部等領域 頸部良性腫瘍・嚢胞摘出術12
※頸部廓清術27
喉頭悪性腫瘍手術(経頸的)21
咽頭悪性腫瘍摘出手術(経頸的)3
耳下腺良性腫瘍摘出術18
耳下腺悪性腫瘍摘出術2
顎下腺摘出術、顎下腺良性腫瘍摘出術8
顎下腺悪性腫瘍摘出術1
甲状腺良性腫瘍摘出術11
甲状腺悪性腫瘍摘出術25
その他(リンパ節生検含む)42
合 計(延べ例数) 444例
手術患者数 344名


耳鼻咽喉科・頭頸部外科

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