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福岡東医療センターは、慢性疾患を診療する施設として発展してきましたが、時代の流れとともに急性疾患も増え、また救急医療体制も整い一般病床型の病院へと変わって参りました。421床の一般病床には種々の疾患患者が入院しておりますが、その中でも「がん」患者の割合が高く、全体の30%近くを占めています。
我々の施設ではこれまでも「がん」診療を行っており、「がん」の診療に経験豊富な医師が勤務しておりますが、個々の得意をする分野を生かし、より高度のレベルの癌診療を行うことを目的とし、平成15年度に臨床腫瘍センターを立上げ、各診療科が協力し、さらに看護、放射線、検査、薬剤部、リハビリ部門などと連携し、各部門が一体となった包括的「がん」医療を行うことを推進しております。
私どもの病院は、放射線診断、治療部門が充実しており、「がん」の放射線治療に必要なリニアック装置、診断に必要な大型医療機器(
CT, MRI, シンチ)が整備されております.
また、肺癌、消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌、肝臓癌、膵臓癌など)、乳癌、血液悪性腫瘍などの診療を専門にする医師も揃っており、地理的にも福岡市と北九州市の中間に位置し、「がん」医療を専門にする公的病院や施設がなく、地域のニーズに十分応えることができるものと考えております。
また、「がん」患者は、肉体的のみならず精神的なケア(緩和医療)を必要とするケースも多く、それに対応できるリハビリ部門、ペインコントロールに経験豊富な麻酔科医、薬剤師なども常勤しております.
また、平成15年12月には厚生労働省の地域がん拠点病院に指定され、地域のがん診療の中核を担うべく、更に体制が強化されつつあります。診療のみでなく各臓器癌の治療成績などの医療統計の充実を行い、地域にがん診療の情報を発信できる様にもする予定であり、粕屋宗像地区の地域の方に全国レベルの最新の治療を提供したいと考えております。
臨床腫瘍センター長 高橋郁雄(外科)
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