ご挨拶このページを印刷する - ご挨拶

院長顔写真
  平成28年度に入り、既に2ヶ月が経過しました。平成27年2月に当院の機能移転構想が、平成28年1月には基本計画の発表がされました。現在、機構本部からの指示により基本計画に沿って機能移転の準備を進めております。皆様のご協力の程よろしくお願いいたします。
 
さて、4月に熊本を中心とする地震がありました。14日夜の前震、16日未明の本震、加えて震度6の地震が5回と、強い地震が続きました。現地では水などが不足し、強い揺れが繰り返し起こった為、住宅の損壊が激しく、未だに自宅に戻れない方々が、たくさんいらっしゃると報道されています。
国立病院機構もDMATや医療班の派遣を行い、また、DPATの派遣も行われました。

熊本にいる友人の一人は自宅には帰れず大学の研究室に寝泊まりしている状況であるとの連絡をもらいました。また、大学の後輩の医師が勤めていた病院は屋上の水のタンクが破損して、全病棟が水浸しとなった為に入院患者さん全員を他院に転送したようです。幸いにして、在宅で人工呼吸器を装着中の筋萎縮性側索硬化症の患者さん達は被害の少なかった熊本再春荘病院など神経難病の診療を行っている病院に入院することができたようです。
東海地震,東南海地震などが想定されてから既に40年経ち、いつ起こってもおかしくない状況であるといわれ続けております。災害には平常時の備えが肝心です。住宅の安全、水や食糧の確保に加え、薬剤の備蓄など日頃から、できる準備をしておくことと避難訓練などをしておくことが被害を少なくするための方策です。皆さんも、ご自分の周りを見直して災害対策を考えてみられたらいかがでしょうか。
 
熊本地震で被災された方々が一日でも早く日常を取り戻されることを祈念しております。
 
平成28年6月 静岡富士病院 院長 溝口 功一
 
※DPAT:Disaster Psychiatric Assistance Teamの略で,大規模災害などで被災した精神科病院の患者への対応や被災者の心のケアや精神疾患の発症予防に対応するための専門チーム