独立行政法人 国立病院機構 千葉医療センター
日本医療機能評価機構認定 第JC2182号
国立病院機構 千葉医療センター アドレス
  

乳腺外科

乳腺外科・乳腺センターを受診される方々へ


COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大にともない非常事態宣言が発出されましたので、 当科の診療体制を当面次のように変更せざるを得ない状況になりました。
ご理解とご協力をお願い申し上げます。

【手術実施について】

今般のCOVID-19の感染拡大により、医療物資の流通にも多大な支障を来しております。
手術に必要な物品(術衣・マスク・手袋など)の在庫に限界がありますので、今後手術予定日に手術が行えないという事態が生じる可能性があります。 その際には手術の延期や別の治療への変更等のご相談をさせていただきますことをご理解ください。


【外来診療に関して】

①検査について
現状では病状の緊急性を優先して検査枠を取得しております。良性疾患と確定されている方の定期検査は延期をお願いする場合がありますことをご了承ください。

②処方箋について
術後治療で長期投与の処方がある患者さんにつきましては、電話診療による処方箋発行等の対応も準備できておりますので、乳腺外科外来にお問い合わせください。 通常の外来とは処方日数が変わりますのでご確認ください。

今後状況が刻々と変化することが予想されます。また変更が生じました際は早急にホームページを更新して参ります。
安心安全な医療を提供することを第一義として取り組んでおりますので、重ねてご理解とご協力をお願い申し上げます。


2020年4月24日
乳腺センター長 鈴木正人

受付時間、予約、紹介状等について

電話番号 :043-251-5323(直通)

電話予約受付時間 : 月~金曜日(祝日除く)
〇初診予約 9:00~12:00、13:00~16:30   詳細はこちら
※紹介状をお持ちの患者さんのみ
 予約が可能な診療科は、下記のみとなっておりますのでご了承願います。
 <予約可能診療科>
 呼吸器内科、消化器内科、糖尿病内科、小児科、外科、乳腺外科、
 整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、産婦人科

〇再診(予約取得、変更、キャンセル) 9:00~12:00、13:00~16:30
令和3年4月より午前中の再診予約のお問合わせが対応可能となりました。
ただし、時間指定のある検査(CT、MRI、超音波検査等)の変更は出来ませんので、
ご承知おきください。
なお、診療内容によっては医師や看護師に確認が必要であるため、
予約センターでの変更やキャンセルが出来ない場合があります。
その際は、掛けなおして頂くことがあることを予めご了承ください。


  • 紹介状をお持ちでなくても受診できますが、紹介状をお持ちでない場合は、別途7,700円かかります。できるだけ紹介状をお持ちになってお越しください。 ただし、保険外療養費制度に基づく初診にかかる特別の料金(7,700円)をご負担いただければ必ず受診できるということではありませんので、予めご理解いただきますようお願い致します。

  • 時間帯によっては、電話回線が混雑し非常に繋がりにくくなる場合がございますので、
    少しお時間をあけておかけ直しください。

特色


現在、乳腺外科では日本乳癌学会認定の乳腺専門医2名による診療体制となっており、乳がんの診断・治療を始め、線維腺腫や葉状腫瘍のような良性疾患の診断・治療から乳腺炎のような急性期疾患の治療まで乳腺疾患全般に対して幅広く対応しております。
乳がんの診断に関しては画像検査としてのマンモグラフィや超音波検査を基本とし、細胞診や組織診による病理診断とあわせて総合的な判断を行っております。なお、マンモグラフィ撮影に関しては日本乳がん検診精度管理中央機構の認定を受けた4名の女性技師を中心とし、基本的には女性技師が撮影を行う形をとっております。

乳がんと診断された場合はその進行度合(ステージ)と病理学的な乳がんの性質に基づき、欧米や日本のガイドラインに沿った科学的根拠(エビデンス)を重視した集学的治療(手術、放射線治療、分子標的治療薬を含めた化学療法、内分泌療法)の計画を立て、そこに個々の患者さんの状況や希望を加える形で、患者さんの満足度と医療の質が共に高くなるよう努力しております。
手術形式として乳房に関しては乳房全摘出術及び乳房部分切除術の2つの方法がありますが、CTやMRI等の画像診断による乳がんの伸展範囲や発生部位、個数に応じた術式に関するアドバイスをしつつ、患者さんの意向を最優先として決定していきます。
また、腋窩(えきか:腋の下)リンパ節に対しては既に標準治療となってきたセンチネルリンパ節生検も積極的に取り入れており、術後の腕の浮腫みや痺れ、挙上障害等の合併症・後遺症のリスクは以前の手術に比べてかなり減少してきております。
乳房再建に関しては院内外の形成外科と相談して対応する事が可能です。
再発した乳がんの方や進行した乳がんの方々に対しては患者さんの意向を聞きつつ(ご本人と相談しながら)、薬物による抗がん治療と痛みや呼吸苦などの諸症状の緩和を目的とした緩和医療(院内の緩和グループが対応させていただきます)を並行して行っていく体制をとっており、在宅医療を希望する方にはソーシャルワーカーも介入し、訪問看護や往診医への引き継ぎ、当院と並行した診療体制を整えている状況です。

乳がんは現在、女性の罹患率第一位のがんとなっており、非常に増えている疾患でありますが、正しく診断し、適切な治療を行う事で再発を抑える事が可能となります。
当科では急速に変化していく乳癌診療の情報を速やかに取り込み、より適切な医療を患者さんに提供していけるよう日々努めております。

【乳腺外科手術件数】

2017年(6月末まで)
悪性:61件(部分切除:31件)
良性:1件

2016年
悪性:132件(部分切除:73件)
良性:6件

2015年
悪性:95件(部分切除:38件)
良性:5件

2014年
悪性:77件(部分切除:41件)
良性:2件

2013年
悪性:70件(部分切除:27件)
良性:7件

2012年
悪性:69件(部分切除:32件)
良性:7件

医師紹介


医師名専門分野所属学会・認定
外来管理
部長
鈴木 正人 乳腺外科 ■昭和62年千葉大学医学部卒 医学博士

日本外科学会指導医・専門医
日本乳癌学会乳腺認定医・乳腺専門医・評議員
日本臨床細胞学会細胞診指導医・専門医・評議員
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影認定医
日本臨床外科学会評議員
日本乳癌学会関東地方会幹事世話人
日本乳腺甲状腺超音波診断会議(JABTS)幹事
千葉県臨床細胞学会理事
Breast Cancer誌 editorial board
日本臨床細胞学会編集委員会査誌委員
専攻医佐久間 結乳腺外科
非常勤医師中野 茂治乳癌、乳腺疾患 ■平成9年三重大学医学部卒

日本乳癌学会乳腺認定医・専門医
日本外科学会専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影認定医
非常勤医師粕谷 雅晴乳腺外科 日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影認定医
日本乳癌学会認定医
非常勤医師岡田 淑乳腺外科 日本乳癌学会認定医・専門医
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