独立行政法人 国立病院機構 千葉医療センター
日本医療機能評価機構認定 第JC2182号
国立病院機構 千葉医療センター アドレス
  

薬剤部の紹介

薬剤師の任務

薬剤師法 第1条

薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

薬剤部テーマ

全ての患者さんが安心して、効果的にお薬を使用していただけるよう、お薬にかかわる様々な部門で業務を展開しています。

スタッフ
(2023.4 現在)

薬剤部長 1名
副薬剤部長 1名
主任薬剤師 5名
(治験専従1名含む)
薬剤師16名
薬剤部助手 3名

専門・認定薬剤師
(2023.4 現在)

日本医療薬学会
がん指導薬剤師
1名
日本医療薬学会
がん専門薬剤師
1名
日本病院薬剤師会
がん薬物療法認定薬剤師
2名
日本病院薬剤師会
HIV感染症薬物療法認定薬剤師
1名
日本臨床腫瘍薬学会
外来がん治療認定薬剤師
1名
日本化学療法学会
抗菌化学療法認定薬剤師
1名
日本緩和医療薬学会
緩和薬物療法認定薬剤師
2名
日本緩和医療薬学会
麻薬教育認定薬剤師
1名
日本静脈経腸栄養学会
NST専門療法士
2名
日本糖尿病療養指導士認定機構
日本糖尿病療養指導士
5名
日本薬剤師研修センター
認定実務実習指導薬剤師
3名
日本アンチ・ドーピング機構
スポーツファーマシスト
3名
日本循環器学会
心不全療養指導士
1名
日本薬剤師研修センター
漢方薬・生薬認定薬剤師
1名
日本老年薬学会
老年薬学認定薬剤師
1名
日本アレルギー疾患療養指導士機構
アレルギー疾患療養指導士
1名
日本終末期ケア協会
終末期ケア専門士
1名
日本不整脈心電学会
心電図検定4級
1名
日本臨床栄養協会
NR・サプリメントアドバイザー
1名
吸入療法アカデミー
認定吸入指導薬剤師
1名
日本服薬支援研究会
簡易懸濁法認定薬剤師
1名
厚生労働省DMAT事務局
DMAT隊員登録
1名
日本病院薬剤師会
日病薬病院薬学認定薬剤師
6名
日本薬剤師研修センター
研修認定薬剤師制度
4名

研修施設

  • 日本病院薬剤師会
     がん薬物療法認定薬剤師研修事業 暫定研修施設
  • 日本薬剤師研修センター
     薬局・病院実務研修受入施設
  • 薬学教育協議会
     薬学生長期実務実習受入施設

薬剤部の業務

調剤室
主な業務は調剤業務です。医師による処方せんに基づき、お薬を取り揃え、患者さんにお薬をお渡ししています。お薬を取り揃える際には、飲み合わせや用量等の確認をしています。現在は、原則として院外処方せんを発行しているため、調剤業務は入院患者さん中心となっています。

注射室
注射薬に関しても入院が中心となっています。業務の効率化を図るためにアンプルピッカーを導入し、電子カルテから翌日分の注射処方せんを発行し、使用薬剤を1施用毎に分け、患者さんごとにセットして病棟に払い出しています。
注射薬では相互作用や投与量のほかに投与速度や配合変化についても確認しています。
製剤室
製剤室では現在市販されている医薬品では対応できない場合に、医師からの依頼により薬局内で調製する「院内製剤」を調製しています。当院では、調剤の効率化を図るための予製剤まで含めると、40品目を超える製剤を調製しています。適用部位により、無菌操作が必要な製剤は、クリーンベンチやオートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)を使用して調製します。
無菌調製室
無菌調製室では抗がん剤の調製を行っています。
安全性に配慮したクラスⅡB2の安全キャビネットを使用し、クリーンかつ安全な環境で薬剤の調製を行っています。また、揮発性の高い薬剤は閉鎖式調製器具を使用しています。
認定・専門薬剤師の指導を基に患者さんごとに内容や投与量の違う抗がん剤をより安全に提供するため、調製する薬剤師の他、複数の薬剤師が薬剤や量などを厳重に確認しています。また、調製監査システムが導入されています。
医薬品情報管理室
患者さんの薬物治療が安全に行われるように、医薬品や治療等に関する情報を収集、整理し速やかに関係部署に情報提供しています。常に最新の情報を入手するよう心がけています。また、院内での副作用情報の収集にも積極的に取り組んでおり、規制当局、及び製薬会社への報告を行っています。
病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務
全病棟に薬剤師を配置し、薬物療法が適正に行われるよう処方内容の確認や薬の管理を行っています。病棟カンファレンスや回診などにも参加して医師・看護師・その他のコメディカルとの情報交換を行い、適切な医薬品の選択や副作用管理を行っています。
また、患者さんやご家族と面談し、持参薬の服薬状況、副作用歴、アレルギー歴をお聞きした上で、お薬の説明(効果、副作用、服用方法、飲み合わせなど)を行い、お薬に対する疑問や不安を解消し、安心して治療を受けることができるように努めています。

<その他の業務>

糖尿病教室
医師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師とともに定期的に糖尿病について患者さんにお話ししています。薬剤師は主にお薬の種類や作用、低血糖の症状と対処方法などの説明を担当しています。
薬物血中濃度モニタリング(TDM:Therapeutic Drug Monitoring)
バンコマイシンやテイコプラニンなどの抗MRSA薬を中心に、医師と連携して初期投与設計の段階から処方提案を行っています。
緩和ケアチーム(PCT:Palliative Care Team)
2回の緩和ケアチームのカンファレンス、回診に参加し、医師、緩和ケア認定看護師、ソーシャルワーカー、サポートナース、病棟薬剤師等と連携を取りながら、情報を共有してがん患者さんの痛みや苦痛の軽減に努めています。

栄養サポートチーム
(NST:Nutrition Support Team)

NSTは医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・臨床検査技師・言語聴覚士で構成されており、入院されている患者さん方の早期治癒のために栄養状態を維持または改善するための支援を行っています。その中で薬剤師は、高カロリー輸液や経腸栄養などの栄養剤での栄養管理やお薬の副作用による栄養障害などを確認する役割を担っています。

院内感染対策チーム
(ICT:Infection Control Team)

週1回のICTラウンド、月1回の院内感染対策検討委員会やICT・リンクナース会議などに参加し、感染症専門医、感染認定看護師、細菌検査技師、リンクナース等と連携を取りながら、医薬品の適正使用を通じて、院内感染の予防に努めています。
HIV感染者サポートチーム
当院はエイズ拠点病院であり、医師・看護師・ソーシャルワーカー・院外薬局の薬剤師等と連携を取りながら治療の支援をしています。患者さんのスケジュールを伺いながら最適な治療薬の提案や説明、副作用の有無や服薬出来ているかなどの確認もしています。
褥瘡対策チーム
毎週実施する褥瘡回診に参加し、医師、皮膚排泄ケア認定看護師、褥瘡対策サポートナース、管理栄養士、作業療法士と連携を取りながら褥瘡の予防と早期治癒のために、適切な薬剤アセスメントを行っています。
学生教育
医療人の育成においては、薬学部5年生を対象に、大学と連携して11週間にわたる薬学部実務実習生を年に3回受け入れており、医療の高度化に対応した薬剤師の育成にも力を注いでいます。
看護学校教育
国立病院機構千葉医療センター附属千葉看護学校においては、数名の薬剤師で看護学生に薬理学・関係法規等の科目を担当して講義を行っています。

千葉医療センター附属千葉看護学校

■受け入れ状況

Ⅱ期Ⅲ期Ⅳ期
2022
年度
4名4名4名12名
2021
年度
5名4名4名13名
2020
年度
5名3名4名12名
2019
年度
5名4名4名13名
Ⅰ期Ⅱ期Ⅲ期
2018
年度
5名4名5名14名
2017
年度
3名6名2名11名

日本DMAT
災害が起きた時に48時間以内に現場に急行するDMATの業務調整員を担当しています。業務調整員は医師や看護師が最大限に傷病者の治療を行えるよう様々なサポートを行います。

研究業績 research achievement

2019年度(PDF)

2018年度(PDF)

2017年度(PDF)

2016年度(PDF)

2015年度(PDF)

2014年度(PDF)

2013年度(PDF)

トップ
職員採用について 当院で一緒に働いてくれる仲間を募集しています。
看護部のご紹介 様々な看護分野で活躍するためのプログラム等を紹介。
臨床研修プログラム プログラム概要や応募要項、スケジュールをご紹介。