初期研修プログラム 内容
●施設基本データ
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名 称 どくりつ ぎょうせい ほうじん
こくりつ びょういん きこう ちばいりょう せんたー独立行政法人国立病院機構 千葉医療センター 開設者 独立行政法人国立病院機構 施設管理者 増田 政久 臨床研修における施設の種別 基幹型 ・ 協力型 指定年月日 住 所 〒260-8606 千葉県千葉市中央区椿森4−1−2 病床数 455床(一般 410床、精神 45床) 標榜診療科 内科、糖尿病代謝内科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、精神科、小児科、外科、消化器外科、乳腺外科、整形外科、形成外科、呼吸器外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、頭頸部外科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、歯科口腔外科、麻酔科 電話番号 043-251-5311 FAX番号 043-255-1675 E−mail m-masuda@chiba.hosp.go.jp URL http://www.hosp.go.jp/~chiba/ ●施設の沿革・特徴
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沿革
明治41年4月1日千葉衛戌病院として創設
昭和11年10月1日千葉陸軍病院となる
昭和20年12月1日国立千葉病院として発足
平成16年4月1日国立病院機構千葉医療センターとなる
特徴
がん、循環器、内分泌・代謝、精神、感覚器疾患の専門医療施設
地域がん診療連携拠点病院、エイズ拠点病院、病院群輪番制病院(二次)、
救急告示病院、セミオープンシステム ●交通アクセス
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路線 JR千葉駅
徒歩 約18分(1.4 Km) バス 約10分(〈東口6番乗場〉千葉内陸バス
千葉駅北口行千葉医療センター下車)JR東千葉駅 徒歩 約8分(0.7 Km) 千葉都市モノレール 徒歩 約7分(0.6 Km) 自家用車等 京葉道路 穴川ICから 約8分(3.0Km) ●研修プログラム
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名称 国立病院機構千葉医療センター
臨床研修プログラム種別 研修責任者 院長 増田 政久 基幹型 プログラム責任者 統括診療部長 石毛 尚起 ●プログラムの理念と概要
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国立病院機構千葉医療センターの本プログラムは、研修される方が、自由な発想を失うことなく、積極的かつ責任を自覚できる医師になるための基礎作りに役だてるよう企画しました。臨床研修に関する具体的特徴は以下のとおりです。
*当病院は千葉市の中心に位置し、地域の中核病院として長い歴史と実績をもつ。頻繁に
遭遇する疾病はもちろん、年間7,000例以上の救急搬送に対応、さらに高度先進医療にも
積極的に取り組んでおり、アグレッシブな雰囲気にも研修中に接することができる。
*各種学会の施設認定を受け(別表)、優秀で個性的な指導医、専門医が多数在籍しており
、臨床研究面でも積極的に活動している。将来の専門医、認定医などの取得に有利と思わ
れる。
*救急部は設置されていないが、救急患者は多く経験できる。1年次の救急研修は、1ヶ月間
は麻酔科で救急に必要な手技の習得を得る期間とし、1か月間は外科にて当院に症例豊
富な腹部外科救急を中心に研修する。そのほかに、年間32回程度の当直研修(週1回の平
日夜間ないし土日祭日の日勤帯)を行うことでプライマリケアの研修が十分にでき、これを
救急研修1か月相応の研修とする。
*選択必修科目のうち、外科、麻酔科は原則として1ヶ月間ずつ必修と当院では指定する。
両科では救急研修期間1ヶ月と合わせて2ヶ月ずつ研修することとなる。
*1年次、残り2か月は選択必修科で、小児科、産婦人科、精神科、外科、麻酔科から1ないし
2科、各研修医が選択する。産婦人科は年間約200例の分娩、定期的千葉市休日2次当番
をはじめ、幅広い疾患を経験できる。精神科は、国立下総精神医療センターを協力研修施
設として協力を得て、当院と両方で研修できる。
*2年次、地域医療研修は匝瑳市民病院にて行うよう承諾を得ている。なお、千葉大学協力
型研修医は、多古中央病院での研修を行う。
*2年次、残り11か月の自由選択期間については、数多くの診療科でプログラムが用意され、
その中から自由に研修医が選択できる。研修管理委員会で承諾を得て、実践する。
*臨床病理カンファレンス(CPC)は当院臨床病理専門医のもとに、院内CPCを年6回、さらに
地域医師会とともにオープンCPCを年2回定期開催している。
*千葉大学医学部附属病院の協力型臨床研修病院連携しており、各年次4−6名の研修医
を受け入れ、基幹型研修医と原則同じ年次プログラムの下で研修する。
*初期研修後の進路は、当院を含む千葉県内の施設での後期研修にすすむ研修医が多く、
特に千葉大学が最も多い。
*施設内の地域医療センターでは、公開セミナーを定期的に開催しており、医療知識の普及
活動を行っている。
*オリエンテーションは、研修開始前に全研修医を対象に行う(3−4日間)。
*研修期間中は、指導医及び研修管理委員会において研修の進捗状況を把握し、2年間で
目標を達成させる。教育研修部長は月1回、研修医を集合させるホームルームを開催し研
修状況の確認を行う。
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日本内科学会認定教育病院 日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設 日本消化器病学会専門医制度認定施設 日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医研修施設 日本消化器内視鏡学会指導施設 日本小児科学会専門医研修関連施設 日本呼吸器学会関連施設 日本アレルギー学会準教育施設(小児科) 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設 日本脳卒中学会専門医認定制度研修教育病院 日本糖尿病学会認定教育施設 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構関連施設 日本精神神経科学会精神科専門医研修施設 日本麻酔科学会麻酔科認定病院 日本外科学会外科専門医制度修練施設 日本病理学会研修認定施設B 日本脳神経外科学会専門医認定制度指定訓練場所 日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関 日本肝臓学会認定施設 日本放射線腫瘍学会認定施設 日本消化器外科学会専門医修練施設 日本超音波医学会認定超音波専門医研修施設 日本食道学会全国登録認定施設 日本プライマリケア学会認定医研修施設 日本乳癌学会認定医・専門医制度関連施設 日本緩和医療学会認定研修施設 日本胸部外科学会認定医認定制度関連施設 日本静脈経腸栄養学会NST稼働施設 日本整形外科学会専門医制度研修施設 日本静脈経腸栄養学会栄養サポートチーム専門療法士実地修練施設 日本眼科学会専門医制度研修施設 日本栄養療法推進協議会NST稼働施設 日本皮膚科学会認定専門医研修施設 日本がん治療認定研修施設 日本泌尿器科学会専門医教育施設 がん診療連携拠点病院 日本産婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設 千葉県医師会母体保護法指定研修医療機関 臨床研修病院 ●スケジュールの例(1年次、2年次)
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4
月5
月6
月7
月8
月9
月10
月11
月12
月1
月2
月3
月1
年
次内科 内科 内科 内科 内科 内科 外科 救急
(外科)救急
(麻酔科)麻酔科 選択
必修選択
必修2
年
次地域 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 選択 ※選択必修は小児科、産婦人科、精神科、外科、麻酔科より1ないし2科選択
選択科の内容(基幹型11ヶ月)
自由選択期間内に希望により次の診療科の中から選択して研修する。
糖尿病代謝内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、精神科、小児科、外科、
整形外科、呼吸器外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、
眼科、頭頸部外科・耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、外科病理
●国立病院機構千葉医療センター 医師臨床研修プログラム(基幹型)
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1【研修プログラムの目標】
国立病院機構千葉医療センターは地域の中核病院であり、その機能を活用し、日常診
療で頻繁に遭遇する疾患や病態に適切に対応できるよう、プライマリケアの基本的な
診断能力(態度、技能、知識)を身につける。また、自由な発想を失うことなく、積極的
かつ責任を自覚できる人格を養成することを目標とする。
その目標を達成するために、研修を分担する内科、外科、麻酔科、地域医療および選
択必修科目である産婦人科、小児科、精神科、さらに多くの他診療科の密な連携のも
とに2年間研修を進め、各研修医が最も成果が得られるようなプログラムを提供する。
2【行動目標】
医療人として必要なプライマリケアに対する基本姿勢・態度を身につける
(1) 患者−医師関係
患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立する
@患者、家族のニーズの身体・心理・社会的側面からの把握
A医師、患者・家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームドコンセントの
実施
B守秘義務の遵守とプライバシーの配慮
(2) チーム医療
医療チームの構成員としての役割を理解し、医療・福祉・保健の幅広い職種からな
る他のメンバーと協調する
@指導医や専門医への適切かつ積極的なコンサルテーション
A上級および同僚医師、他の医療従事者との適切な配慮をもったコミュニケーショ
ン
B患者の転入、転出時の情報交換
C関係機関や諸団体の担当者とコミュニケーション
(3) 問題対応能力
患者の問題を把握し、問題対応型の思考を行い、生涯にわたる自己学習の習慣を
身につける
@臨床上の疑問点を解決するための情報を収集と評価、当該患者への適応の判
断(EBM =Evidence Based Medicineの実践)
A自己評価および第三者による評価をふまえた問題対応能力の改善
B臨床研究や治験の意義の理解と研究や学会活動への関心
C自己管理能力の習得と生涯にわたる基本的診療能力の向上
(4) 安全管理
患者ならびに医療従事者にとって安全な医療の遂行、安全管理の方策の習得と危
機管理への参画
@医療現場での安全確認の理解と実施
A医療事故防止及び事故後の対処についてのマニュアルなどに沿った行動
B院内感染対策(Standard Precautionsを含む)の理解と実施
(5) 医療面接
患者・家族との信頼関係を構築し、診断・治療に必要な情報が得られるような医療
面接と指示、指導ができる。
@医療面接におけるコミュニケーションのもつ意義の理解とコミュニケーションスキ
ルの習得、患者の解釈モデル、受診動機、受療行動の把握
A患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活・職業歴、系統的レビュー)の聴
取と記録
Bインフォームドコンセントのもとに、患者・家族への適切な指示、指導
(6) 症例呈示
チーム医療の実践と自己の臨床能力向上に不可欠な症例呈示と意見交換の実施
@症例呈示と討論
A臨床症例に関するカンファレンスや学術集会への参加
(7) 診療計画
保健・医療・福祉の各側面に配慮した診療計画の作成と評価
@診療計画(診断、治療、患者・家族への説明を含む)の作成
A診療ガイドラインやクリニカルパスの理解と活用
B入退院の適応の判断
CQOL(Quality of Life)を考慮した総合的な管理計画(社会復帰、在宅医療、介護を
含む)への参画
(8) 医療の社会性
医療の持つ社会的側面の重要性を理解し、社会に貢献する
@保健医療法規・制度を理解した適切な行動
A医療保険、公費負担医療を理解した適切な診療
B医の倫理、生命倫理について理解した適切な行動
3【研修プログラムの管理運営】
(1)研修総括責任者(病院長):研修終了の認定を行う
(2)臨床研修管理委員会:研修医の研修中の目標到達度ならびに終了判定などを行う
4【募集定員】5名(平成24年度)
5【研修方式】
※選択必修科は小児科、産婦人科、精神科、外科、麻酔科より1〜2科選択1 年 目 2 年 目 前 期 後 期 内 科
(6ヶ月)救急(2ヶ月)
外科(1ヶ月)
麻酔科(1ヶ月)
選択必修(2ヶ月)地域医療 1ヶ月
自由研修 11ヶ月救急(2ヶ月)
外科(1ヶ月)
麻酔科(1ヶ月)
選択必修(2ヶ月)内 科
(6ヶ月)
※協力型プログラムも原則同じ
●内 科(必修)
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(期 間) 6ヶ月
6ヶ月の研修期間の間で、消化器、循環器、内分泌代謝、呼吸器を2ヶ月づつローテー
ションする。
(一般目標)
将来の専攻科のかかわらず、良質な医療を提供するために、内科的知識、技術、態度
を身につけ、内科的なcommon diseaseを経験し、理解する
(行動目標)
内科(最低6ヶ月)の研修期間中、当院の実情にあわせて、消化器、循環器、内分泌代
謝、呼吸器のローテーションのなかでプライマリーケアに必要な知識、技術を身につけ
る
1. 基本的な身体診察法を身につける
1) 全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を
含む)ができ、身体所見を記載できる。
2) 頭頸部の診察(眼瞼・結膜、口腔、咽頭の観察、甲状腺の診察を含む)ができ、
身体所見を記載できる。
3) 胸部の診察(聴打診を含む)ができ、身体所見を記載できる。
4) 腹部の診察(触診・聴打診を含む)ができ、身体所見を記載できる。
5) 骨・関節・筋肉系の診察ができ、身体所見を記載できる。
6) 神経学的診察*ができ、身体所見を記載できる。
*意識の質とレベルの評価、利き手、簡単な高次機能(痴呆の有無)、脳神経
系、運動系、感覚系、反射、起立歩行、髄膜刺激症状の診察と簡単な評価が
できる。
2. 基本的な臨床検査を実施し、結果を解釈できる
必要な検査(A) を自ら実施できることが望ましく、結果を解釈できる。
(A)以外検査の適応が判断でき、結果の解釈ができる。
1) 一般尿検査(尿沈渣顕微鏡検査を含む)
2) 便検査(潜血、虫卵)
3) 血算・白血球分画
4) 血液型判定・交差適合試験(A)
5) 心電図(12誘導)(A)、負荷心電図
6) 動脈血ガス分析(A)
7) 血液生化学的検査
・簡易検査(血糖(A)、電解質、尿素窒素など)
8) 血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む)
9) 細菌学的検査・薬剤感受性検査
・検体の採取(痰、尿、血液(A)など)
・簡単な細菌学的検査(グラム染色など)
10) 肺機能検査
11) 髄液検査
12) 細胞診・病理組織検査
13) 内視鏡検査
・上部消化管内視鏡(A)
・上部以外の消化管内視鏡検査
・気管支鏡
14) 超音波検査
・腹部超音波検査(A)
・心臓超音波検査
15) 単純X線検査
16) 造影X線検査
17) X線CT検査
18) MRI検査
19) 核医学検査
20) 神経生理学的検査(脳波・筋電図など)
3. 基本的手技の適応を決定し、実施できることが望ましい
1) 気道確保を実施できる。
2) 人工呼吸を実施できる。(バッグマスクによる徒手換気を含む)
3) 心マッサージを実施できる。
4) 注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる
5) 採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。
6) 穿刺法(腰椎、胸腔、腹腔)を実施できる。
7) 導尿法を実施できる。
8) ドレーン・チューブ類の管理ができる。
9) 胃管の挿入と管理ができる。
10) 局所麻酔法を実施できる。
11) 創部消毒とガーゼ交換を実施できる。
12) 気管内挿管を実施できる。
13) 除細動を実施できる。
4. 基本的治療法の適応を決定し、適切に実施する
1) 療養指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄、環境整備を含む)ができる。
2) 薬物の作用、副作用、相互作用について理解し薬物治療(抗菌薬、副腎皮質ステ
ロイド薬、解 熱薬、麻薬を含む)ができる。
3) 輸液ができる。
4) 輸血(成分輸血を含む)による効果と副作用について理解し、輸血が実施できる。
5. チーム医療や法規との関連で重要な医療記録を適切に作成し、管理するために
1) 診療録(退院時サマリーを含む)を記載し管理できる。
2) 処方箋、指示箋を作成し、管理できる。
3) 診断書、死亡診断書(死体検案書を含む)、その他の証明書を作成し、管理でき
る。
4) CPC(臨床病理カンファランス)レポートを作成し、症例呈示できる。
5) 紹介状と、紹介状への返信を作成でき、それを管理できる。
6. 経験すべき症状・病態・疾患
患者の症状と身体所見、簡単な検査所見に基づいた鑑別診断、初期治療を的確に
行える
(1)頻度の高い症状
下線の症状を経験し、レポートを提出する。
*「経験」とは、自ら診療し、鑑別診断を行うこと
1) 全身倦怠感
2) 不眠
3) 食欲不振
4) 体重減少、体重増加
5) 浮腫
6) リンパ節腫脹
7) 発疹
8) 黄疸
9) 発熱
10)頭痛
11)めまい
12)失神
13)けいれん発作
14)視力障害、視野狭窄
15)結膜の充血
16)聴覚障害
17)鼻出血
18)嗄声
19)胸痛
20)動悸
21)呼吸困難
22)咳・痰
23)嘔気・嘔吐
24)胸やけ
25)嚥下困難
26)腹痛
27)便通異常(下痢、便秘)
28)腰痛
29)関節痛
30)歩行障害
31)四肢のしびれ
32)血尿
33)排尿障害(尿失禁・排尿困難)
34)尿量異常
35)不安・抑うつ
(2)緊急を要する症状・病態
必修項目
下線の病態を経験すること
*「経験」とは、初期治療に参加すること
1) 心肺停止
2) ショック
3) 意識障害
4) 脳血管障害
5) 急性呼吸不全
6) 急性心不全
7) 急性冠症候群
8) 急性腹症
9) 急性消化管出血
10)急性腎不全
11)急性感染症
12)急性中毒
13)誤飲、誤嚥
(3)経験が求められる疾患・病態 (70%以上を経験することが望ましい)
A 疾患については入院患者を受け持つ。
B 疾患については外来診療または入院患者で経験する。
ただし、皮膚科疾患・眼科疾患については併診患者でも可能とする。
@血液・造血器・リンパ網内系疾患
B 1)貧血(鉄欠乏性貧血、二次性貧血)
B 2)白血病*
B 3)悪性リンパ腫
B 4)出血傾向・紫斑病(播種性血管内凝固症候群:DIC)
A神経系疾患
A 1)脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)
A 2)痴呆性疾患 *当院では精神科カリキュラムで経験できる
A 3)脳・脊髄外傷 *当院では救急外来・脳外科で経験できる
A 4)変性疾患
A 5)脳炎・髄膜炎
B循環器系疾患
A 1)心不全
B 2)狭心症、心筋梗塞
B 3)心筋症
B 4)不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)
B 5)弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)
B 6)動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)
B 7)静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)
A 8)高血圧症(本態性、二次性高血圧症)
C呼吸器系疾患
B 1)呼吸不全
A 2)呼吸器感染症(急性上気道炎、気管支炎、肺炎)
B 3)閉塞性・拘束性肺疾患(気管支喘息、気管支拡張症)
4)肺循環障害(肺塞栓・肺梗塞)
5)異常呼吸(過換気症候群)
6)胸膜、縦隔、横隔膜疾患(自然気胸、胸膜炎)
7)肺癌
D消化器系疾患
A 1)食道・胃・十二指腸疾患 (食道静脈瘤、胃癌、消化性潰瘍、
胃・十二指腸炎)
B 2)小腸・大腸疾患(イレウス、急性虫垂炎、痔核・痔瘻)
*当院では外科で経験できる
3)胆嚢・胆管疾患(胆石、胆嚢炎、胆管炎)
B 4)肝疾患(ウィルス性肝炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、肝癌、
アルコール性肝障害、薬物性肝障害)
5)膵臓疾患(急性・慢性膵炎)
B 6)横隔膜・腹壁・腹膜(腹膜炎、急性腹症、ヘルニア)
E腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む)
A 1)腎不全(急性・慢性腎不全、透析)
*当院では透析は経験できない
2)原発性糸球体疾患(急性・慢性糸球体腎炎症候群、
ネフローゼ症候群)
3)全身性疾患による腎障害(糖尿病性腎症)
B 4)泌尿器科的腎・尿路疾患(尿路結石、尿路感染症)
*当院では救急外来・泌尿器科で経験できる
F内分泌・栄養・代謝系疾患
1)視床下部・下垂体疾患(下垂体機能障害)
2)甲状腺疾患(甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)
3)副腎不全
A 4)糖代謝異常(糖尿病、糖尿病の合併症、低血糖)
B 5)高脂血症
6)蛋白および核酸代謝異常(高尿酸血症)
G感染症
B 1)ウィルス感染症(インフルエンザ)
B 2)細菌性感染症(ブドウ球菌、MRSA、A群レンサ球菌、クラミジア)
B 3)結核 *当院では入院患者を経験できない
4)真菌感染症(カンジダ症) *当院では婦人科で経験できる
5)性感染症 *当院では婦人科で経験できる
6)寄生虫感染症
H免疫・アレルギー疾患 *当院では救急外来で経験できる
1)全身性エリテマトーデスとその合併症
B 2)関節リウマチ
B 3)アレルギー疾患
I物理・化学的要因による疾患
1)中毒(アルコール、薬物)
2)アナフィラキシー
3)環境要因による疾患(熱中症、寒冷による障害)
(評 価)
評価は、各目標の達成を、自己評価と指導医の評価をおこなう。評価方法は、3段階
評価とし、A,B,Cで評価する。
(A、ほぼ達成、B、努力したが未達成、C、未達成)。経験すべき症状、病態、疾患は
70%以上の経験を必要とし、1ヶ月ごとに内科指導医長が評価し、最終的にプログ
ラム達成の評価は院内医師臨床研修委員会でおこなう。
週間スケジュール(消化器)
腹部超音波は毎日、内視鏡は水曜日以外毎日行っているが週一日づつ経験午前 午後 月 火 腹部超音波 水 腹部超音波 木 内視鏡 腹部血管造影 金 上部消化管造影 読影
空欄は病棟管理
週間スケジュール(循環器)
空欄は病棟管理午前 午後 月 負荷心筋シンチ 心カテ検査 火 心臓血管外科とカンファ 水 心カテ、回診 木 心臓超音波 金
月曜日は心臓血管外科の手術に参加することがある
週間スケジュール(呼吸器)
空欄は病棟管理午前 午後 月 火 気管支鏡 水 回診 木 金 気管支鏡
●救急研修(必修)
-
(期 間)救急研修のうち、2ヶ月間をまとまった研修期間で研修する。
その中で、1ヶ月間は@麻酔科で、救急に必要な手技などを習得する期間とする。
1ヶ月間はA外科で、腹部外科救急を中心とした救急医療研修を行う。
そのほかにB当直研修を行う。当直研修は一年間を通じて合計約32回、平日夜間な
いし土日祝日の日勤帯に当直指導医のもとで急患室にて救急患者を診療する研修で
ある。これを、救急研修1か月相応とし、@AB合わせて、3か月相応の救急研修とす
る。
@麻酔科での救急研修
(期 間)
初期臨床研修1年目 救急医療研修(麻酔科担当)1ヶ月
(一般目標(GIO))
1. 臨床医に求められる基本的に必要な知識、技術、態度を身につける。
2. 救急を要する症状、病態、治療を理解する。
3. 麻酔科研修を通して、現在の医療は『チーム医療』であることを理解する。
(行動目標(SBO))
1. 麻酔管理を通して気道確保、血管確保など緊急時の処置のための基本的手技を
習得する。
2. 各種モニターの理論と使用法を修得し、患者の病態を評価できる。
3. 救急に対する初期治療、心肺蘇生に関する知識と技術を修得する。
4. 手術(ことに緊急手術)に関与する医療従事者間の、チーム医療の重要性を認識
する。
5. 救急医療の現場において、急患の受け入れから診断・治療までの一連の過程を
できるだけ多く経験する。
(到達目標)
1. 気道確保に必要な頭頚部の診察(挿管困難の予想、歯牙の状態、頚椎の可動
性)ができる。
2. 気道確保の必要性を判断し、マスクによる気道確保、気管内挿管ができる。
3. 静脈路を確保できる。
4. 各種モニターを正しく使用することができる。
5. 麻酔中のバイタルサインが把握できる。
6. 麻酔中のバイタルサインの変化に対して、病態を理解し処置ができる。
7. 手術患者の循環動態を理解しながら、術中の輸液が適切にできる
8. 周術期を通して、外科系医師その他医療スタッフと十分なコミュニケーションが
とれる。
9. 緊急手術における手術部の流れを理解し、対応できる。
10. BLSについて理解し、実践できる。
11. 低酸素症の原因を診断できる。
12. 各種ショックの病態が理解でき、ショックの診断と治療ができる。
13. 当センターで診られる各種救急疾患を経験する。
(経験すべき基本的手技(経験優先順位順)・目標経験数)(1ヶ月間)
気道確保 20例
用手的人工呼吸 20例
気管挿管 20例
静脈路確保 10例
胃管挿入 20例
A外科での救急研修
(期 間) 1か月
外科において救急疾患を研修する
(一般目標)
腹部救急疾患を中心に、救急処置の必要な腹部疾患の診断、治療方針の決定、
全身管理ができる。救急で扱う疾患には一刻をあらそう救命に関わる救急と、それ
ほど急を要しないが経過を観察しながら手術のタイミングを計る救急とがある。
CPA(心肺停止)患者にも対応する
(行動目標)
1) 外科日常業務中の腹部救急疾患や当直帯での外傷、熱傷等の急患に対
して、迅速に対応する
2) 上記急患に対して、以下の診察ができる
(1) 全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握)から重症度を判定できる
(2) 創部の深さおよび感染の有無などの診察ができ、記載できる
(3) 熱傷の重症度判定ができ、記載できる
(4) 急性腹症患者の腹部所見が観察でき、記載できる
3) 診察をもとに検査を行うことができる
(1) 緊急手術を想定して一般採血、動脈血採血、検尿検査ができる
(2) 心電図検査ができる
(3) これらの検査結果の解釈ができる
(4) 簡単な腹部超音波検査ができる(腹水貯留、明らかな胆石胆嚢炎、尿管結石
による水腎症など)
(5) 胸腹部の単純レントゲン検査をオーダーし、その解釈ができる(消化管穿孔、
イレウスなど)
(6) CT検査をオーダーし、その結果を解釈する
(7) 消化管内視鏡を見学し、病態を解釈する(消化管出血など)
4) 診察、検査結果をふまえて、基本的手技の適応を決定し、実施することができる
(1) 緊急時の気道確保(マスク換気、気管内挿管)ができる
(2) 二次救命処置(ACLS)ができ、一次救命処置を指導できる
(3) 圧迫止血法ができる
(4) 緊急時の静脈ライン確保ができる
(5) 胸腔穿刺(血・気胸を想定)、腹腔穿刺ができる
(6) 導尿法が実施できる
(7) 浣腸、摘便が実施できる
(8) 胃管の挿入と管理ができる
(9) 胃洗浄、イレウスチューブ挿入の介助ができる
(10) 皮膚縫合法が実施できる
(11) 熱傷も含めた創傷処置ができる
(12) 気管切開の必要性を判断できる
5) 腹部救急疾患(急性腹症)に対して、その病態を理解し、緊急手術の必要性を
認識する
(1) 急性虫垂炎、急性胆嚢炎、腸閉塞症、穿孔性腹膜炎、胃十二指腸穿孔、
下部消化管穿孔、急性汎発性腹膜炎、腸重積症、ヘルニアかんとん、
消化管壊死、消化管内出血、腹腔内出血、腹部外傷(消化管穿孔、内臓
損傷)など頻度の高い疾患に対する理解を深める
(2) 緊急手術が必要かどうか、上級医と検討する
(3) 手術を想定して、輸液や輸血の治療計画ができる
(4) 全身麻酔や腰椎麻酔について理解し、術中術後に循環・呼吸管理ができる
B当直研修
(研修スケジュール)
一年を通し、週一回のペースで年約32回(原則として5,6,7,9,10,11,1,2月に
各4回ずつ)行う。研修の時間は、平日夜間ないし土日祝日の日勤帯。
指導は、内科当直医、外科当直医などが行い、研修医は上級医、指導医のもとで、
急患室から始まる救急医療を研修する。原則として、当該時間内のあらゆる種類の
救急患者(消化器、呼吸器、循環器、神経疾患、各種外傷、整形外科、泌尿器科、
感染症、アレルギー、代謝疾患、精神科救急、小児、眼科、耳鼻科、など)の診療を
経験する(年間200−250症例の見込み)。過去の研修実績を別表で提示。
(一般目標)
1) プライマリケアの現場を学ぶ
2) 病歴把握から診断までの流れを理解する
3) 救急蘇生を学ぶ
4) 患者対応を学ぶ
5) 診断困難時の協力依頼体制を理解する
6) 関与する医療スタッフの役割、チーム医療を理解する
7) 入院治療の必要な患者の判断、流れを理解する
(行動目標)
1) 救急以来から急患室を訪れるまでの経緯を把握する
2) 迅速な現病歴の聴取を行う
3) 救急隊からの情報収集を行う
4) バイタルサインの迅速な診察を行う
5) 救急蘇生の必要性の判断、実施をする
6) 心電図検査の実施と診断を行う
7) 緊急エコー検査の実施と診断を行う
8) CT、MRIなど撮影と診断を行う
9) 各種血液検査の実施、必要項目の把握、データの判断を行う
10) 患者、家族への説明、精神的ケアの理解をする
11) 救急現場での医療安全の意識をもつ
12) チーム医療の実践を行う
13) 緊急処置の理解、補助を行う
14) 緊急手術の理解、補助を行う
15) 転院の必要な患者の転院までの流れを理解する
16) 救急で診療した患者の症例のまとめを報告する
(評価方法)
1) 研修日誌に研修内容、自己評価を記載し、プログラム責任者が評価
2) 当日担当した当直医が指導医として評価し、プログラム責任者に報告
3) 1年間の当直研修の総括資料、研修医の自己評価まとめを研修管理委員会に
報告、評価を受ける
<別表>平成19年度研修医当直研修、年間経験症例数
研修医A 224症例、入院76例
研修医B 222症例、入院64例
研修医C 227症例、入院51例
研修医D 238症例、入院76例
研修医E 237症例、入院57例
研修医F 199症例、入院58例
研修医G 224症例、入院65例
経験症例内容一覧
CPAOA 7 発熱 56 上気道炎、インフルエンザ 24 歩行困難 1 脱水 12 急性リンパ節炎 1 熱中症 3 めまい、ふらつき 71 四肢脱力感 2 敗血症 2 CO中毒 1 低血糖 11 高血糖 1 全身倦怠感 5 急性アルコール中毒 12 末梢神経障害 6 急性胃腸炎 28 胆のう炎、胆石症 10 大腸憩室炎 3 十二指腸潰瘍穿孔 3 イレウス 29 便秘 9 下痢 10 下血、血便 15 吐血 9 腹水 3 食中毒 1 肛門周囲膿瘍 2 吐き気、嘔吐 18 腹痛 96 黄疸 4 直腸脱 1 卵巣腫瘍、茎捻転 3 卵巣出血 1 腹壁腫瘍 2 腹部腫瘍 1 急性腹症 1 肛門痛 1 虫垂炎 9 腹壁瘢痕ヘルニア 1 肝性脳症 9 がん患者関連 16 薬剤性肝障害 1 頚部痛 2 膝内障 1 打撲、捻挫、挫傷 163 骨折 大腿骨 6 上腕骨、前腕骨 12 肋骨 3 上顎骨 1 頚椎 2 胸椎圧迫 1 鎖骨 1 頬骨 1 手指骨 1 鼻骨骨折 1 脱臼 肩関節 1 指 1 関節炎 1 指切断 1 肘内障 1 脊髄損傷 3 腰痛、背中痛み 11 過換気症候群 22 リストカット 5 不眠症 1 統合失調症 4 不安神経症 16 うつ、MDC 7 薬物中毒 21 パニック障害 6 ヒステリー 5 肺炎 15 気管支喘息 43 胸苦しさ 7 胸痛 14 背部痛 3 大動脈解離 3 心不全 12 急性心筋梗塞 6 狭心症 5 不整脈、動悸 19 呼吸苦 11 自然気胸 9 喀血、血痰 4 呼吸不全 5 急性四肢動脈閉塞 1 血管炎 1 血栓性静脈炎 4 頭部打撲、脳震盪 139 脳挫傷、外傷性頭蓋内出血 18 脳梗塞 46 頭痛 53 くも膜下出血 9 脳出血 21 高血圧、高血圧性脳症 9 TIA 11 慢性硬膜下血腫 4 てんかん、けいれん 35 意識障害 10 脳炎 1 失神 26 健忘症 1 脳腫瘍 8 腎不全 1 水腎症 1 血尿 6 尿路感染症 17 尿路結石 19 尿閉、排尿障害 35 眼内異物 1 眼瞼腫脹 1 副鼻腔炎 1 鼻出血 3 中耳炎 1 ベル麻痺 1 口唇ヘルペス 1 じんましん 6 蜂か織炎 2 帯状疱疹 1 熱傷 4 発疹 2 犬こう症 1 蜂、虫刺 2
●外 科(必修と指定)
-
(期 間)
1年次、1ヶ月間は必修と指定、さらに1年次の選択必修期間で1−2ヶ月選択可。
プログラム達成のため、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科などの外科系研修は
自由研修期間で行う(後頁参照)
(一般目標)
日常診療で頻繁に遭遇する病気や病状の急変に適切に対応するプライマリ,ケアを
実践するための基本的な外科と救急医療の診療能力を身につける
(行動目標)
1) 患者,家族のニーズを身体,心理,社会的側面から把握し全人的に治療する態度で、
治療,手術の必要性を説明できる
2) 守秘義務を果たし,プライバシーへの配慮ができる
3) 医療チームの一員としての自分の役割を理解し、指導医に適切なタイミングでコン
サルテーションでき、他の職種と円滑なコミュニケーションをとることができる
4) 患者の問題を把握し、問題対応型の思考を行い、生涯にわたる自己学習の習慣を
つけるために、文献検索の方法を習得するとともに治療、手術の適応及び必要性を
EBMにもとづき説明できる
5) 医療安全管理の方策を身につけ、院内のマニュアルにそって行動できる
6) 院内感染対策を理解し、実施できるとともに各処置、手術の清潔,不潔の概念が
説明でき清潔操作ができる
7) 治療、手術に必要な情報を得られるような医療面接ができ、インフォームドコンセント
にもとづいた同意を得ることができる
8) 診療計画の作成にあたり、保険制度を理解し、クリニカルパスを活用できる
9) 院内のCPCやカンファレンスで適切な症例提示と討論ができるとともに学術集会に
積極的に参加する
10) 外科、救急領域に関する病態を正確に把握するため下記に掲げる診察ができる
@全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握)から,重篤度を判断できる
A創部の深さおよび感染の有無などの診察ができ、記載できる
B甲状腺,乳腺の診察ができ、記載できる
C熱傷の重症度判定ができ、記載できる
D腹部、直腸の診察ができ,記載できる
11) 診察より得られた情報をもとに、外科、救急医学領域の下記に掲げる検査ができる
@静脈血採血、動脈血採血、血液培養採血ができる
A検尿、便潜血,血液型判定,出血時間検査ができる
B動脈血ガス分析,血液生化学簡易検査(血糖,電解質,尿素窒素など)ができる
C心電図検査ができる
D血液生化学的検査、血液免疫血清的検査、薬剤感受性検査の結果を解釈できる
E簡単な腹部、体表超音波検査ができる
F単純エックス線検査、心機能検査、肝機能検査、肺機能検査の結果を解釈できる
GCT検査、MRI検査、核医学検査の指示をだし、解釈できる
H内視鏡検査、内視鏡処置の介助を理解し、肛門鏡検査ができる
12) 外科、救急医学領域の下記に掲げる基本的手技の適応を決定し、実施することが
できる
@緊急時の気道確保(マスク換気、気管内挿管)ができる
A二次救命処置(ACLS)ができ、一次救命処置を指導できる
B圧迫止血法が実施できる
C包帯法を実施できる
D注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる
E胸腔穿刺、腹腔穿刺ができる
F導尿法を実施できる
G浣腸、摘便を実施できる
Hドレーン・チューブ類の管理ができる
I胃管の挿入と管理ができる
J胃洗浄、イレウスチュ−ブ挿入の介助ができる
K局所麻酔法(簡単な伝達麻酔を含む)を実施できる
L創部の消毒、デブリードメントとガーゼの交換を実施できる
M皮膚縫合法を実施できる(ステープラーによる縫合を含む)
N軽度の外傷、熱傷の処置を実施できる
O気管切開の必要性を判断できる
13) 外科、救急医学領域の下記に掲げる基本的治療法の適応を決定し、適切に実施
することができる
@薬物の作用、副作用、相互作用について理解し、抗菌剤、副腎皮質ホルモン薬、
解熱剤、鎮痛剤、麻薬等の薬物治療ができる
A末梢および中心静脈からの輸液について、輸液計画をたて実施する
B輸血による効果と副作用について理解し、輸血が実施できる
C全身麻酔法について理解し、手術中の循環管理、呼吸管理ができる
14) 救急医療の現場を経験し、生命や機能予後にかかわる、緊急を要する病態や
疾病、外傷に対して適切な対応をするために、下記に掲げる項目のうち一つ以上
経験する
@バイタルサインの把握ができる
A重症度および緊急度の把握ができトリアージュの概念について理解する
B二次救命処置(ACLS=Advanced Cardiovascular Life Support)ができ、一次救命
処置を指導できる
C頻度の高い救急疾患の初期治療ができる
D救急医療における行政の役割を理解し、メデイカルコントロールの現場を経験す
る
E専門医への適切なコンサルテーションができる
F大災害時の救急医療体制を理解し、自己の役割を把握できる
15) 外科、救急医療現場にて経験すべき症状、病態、疾患
全体の70パーセント以上経験することが望ましい
(1) 頻度の高い症状
@全身倦怠感
A不眠
B食欲不振
C体重減少、体重増加
D浮腫
Eリンパ節腫脹
F発疹
G黄疸
H発熱
I頭痛
Jめまい
K胸痛
L動悸
M呼吸困難
N咳、痰
O嘔気、嘔吐
P胸焼け
Q嚥下困難
R腹痛
S便通異常
*歩行障害
*四肢のしびれ
*排尿障害
*尿量異常
*聴覚障害
*鼻出血
*腰痛
*関節痛
*は、当直研修(副直)時または自由研修期間で経験することができる
(2) 緊急を要する症状、病態
@心肺停止
Aショック
B意識障害
C急性呼吸不全
D急性心不全
E急性腹症
F急性消化管出血
G急性腎不全
H急性感染症
I外傷
J熱傷
K誤飲、誤嚥
(3) 経験が求められる疾患、病態
@貧血
A心不全
B動脈疾患
C静脈、リンパ管疾患
D呼吸不全
E胸膜、縦隔、横隔膜疾患
F肺癌(当院では経験機会が少ない)
G食道、胃、十二指腸疾患
H小腸、大腸疾患
I胆嚢、胆管疾患
J肝疾患
K膵臓疾患
L横隔膜、腹壁、腹膜疾患
M甲状腺疾患
N乳腺疾患
O細菌感染症
P真菌感染症
Q高齢者の栄養摂取障害
*骨折
*関節の脱臼、亜脱臼、捻挫、靭帯損傷
*骨粗しょう症
*脊柱障害
*中耳炎
*急性、慢性副鼻腔炎
*アレルギー性鼻炎
*扁桃の急性、慢性炎症性疾患
*外耳道、鼻腔、咽頭、喉頭、食道の代表的な異物
*泌尿器科的腎、尿路疾患
*は、当直研修(副直)時または自由研修期間で経験することができる
(評 価)
評価は、各目標の達成を、自己評価と指導医の評価をおこなう。評価方法は、3段階
評価とし、A,B,Cで評価する。
(A、ほぼ達成、B、努力したが未達成、C、未達成)。経験すべき症状、病態、疾患は
70パーセト以上の経験を必要とし、1ヶ月ごとに外科指導医長、麻酔科指導医長が
評価し、最終的にプログラム達成の評価は院内医師臨床研修委員会でおこなう
(週間スケジュール)
午前 午後 月 手術・内視鏡検査(上部) 手術 火 (早朝)抄読会、手術 手術・内視鏡検査(大腸) 水 内視鏡検査(上部)・手術 検査・内視鏡検査(大腸) 木 内視鏡検査(上部) 術前・術後症例検討会、最新薬剤・
医療器材勉強会金 手術 手術・内視鏡検査(大腸) 土 病棟 日 (病棟)
●麻酔科(必修と指定)
-
(期 間)
1年次1ヶ月間は必修と指定、さらに1年次選択必修期間で1〜2ヶ月選択可。
(一般目標GIO)
1. 臨床医に求められる基本的に必要な知識、技術、態度を身につける。
2. 麻酔科研修を通して、現在の医療は『チーム医療』であることを理解する。
3. 術前・術中・術後における麻酔科医の役割を理解する
4. 周術期の患者管理の流れを理解する
(行動目標SBO)
1. 一般的な麻酔に関する知識を習得する。
2. 患者との良好な人間関係を維持し、適切なインフォームドコンセントを得る訓練をす
る。
3. 各種モニターの理論と使用法を修得する。
4. 手術に関与する医療従事者間の、チーム医療の重要性を認識する。
(到達目標)
1. 術前患者に不安を与えないように、麻酔に関して問診し、麻酔法について説明して、
同意を得ることができる。
2. 守秘義務を果たし、患者・家族の人権・プライバシーの配慮ができる。
3. 術前患者の麻酔科学的な全身的な評価が可能で、一般的な麻酔方法を企画し、
指導医の評価を受ける。
4. 外科系医師とのコミュニケーションや手術室内スタッフとの協調性が安全な患者
管理に結びつくことを理解する。
5. 患者入室前の、麻酔器、患者監視装置、輸液ポンプの始業点検、麻酔薬の準備が
できる。
6. 静脈確保ができる。
7. 麻酔導入、マスクによる気道確保、気管内挿管ができる。
8. 患者監視装置からの情報を適切に利用し、麻酔中のバイタルサインが把握できる。
9. 麻酔中のバイタルサインの変化に対して、処置ができる。
10. 手術患者の循環動態を理解しながら、術中の輸液が適切にできる。
11. 輸血療法について、その適応、血液製剤の選択、検査方法、副作用について理解
し、輸血療法が実施できる。
12. 胃管の挿入管理ができる。
13. 典型的な人工呼吸器の条件設定ができる。
14. 麻酔覚醒、気管内チューブの抜去ができる。
15. 術中の経過を麻酔記録に正確に記載できる。
16. 各種の吸入麻酔薬、静脈麻酔薬、麻酔補助薬、局所麻酔薬、血管拡張薬、カテコラ
ミンの薬理作用が理解できる。
17. 周術期合併症を理解し、処置ができる。
18. 医療事故防止について、適切な行動がとれる。
19. 感染対策を理解し実施できる。
(経験すべき基本的手技(経験優先順位順)・目標経験数、1ヶ月間)
気道確保 20例
用手的人工呼吸 20例
気管挿管 20例
静脈路確保 10例
胃管挿入 20例
週間スケジュール
朝 日中 夕方 月 麻酔症例検討
ICU回診心臓・大血管麻酔、ICU勤務 術前・術後回診
緩和・疼痛回診火 麻麻酔症例検討
ICU回診消化器外科、整形外科、婦人科麻酔
産科麻酔、ICU勤務術前・術後回診
緩和・疼痛回診水 麻酔症例検討
ICU回診頭頚部・耳鼻科麻酔、泌尿器科麻酔
ICU勤務Journal Club 木 麻酔症例検討
ICU回診脳外科麻酔、頭頚部・耳鼻科麻酔
ICU勤務術前・術後回診
緩和・疼痛回診金 麻酔症例検討
ICU回診消化器外科、整形外科、婦人科麻酔
産科麻酔、ICU勤務術前・術後回診
緩和・疼痛回診土 ICU勤務
術前・術後回診、緩和・疼痛回診日 ICU勤務
術前・術後回診,緩和・疼痛回診
●小児科
-
(期 間) 1年次選択必修期間で1〜2ヶ月間選択可。
(一般目標)
1.患者である小児と保護者と相互に良好な関係をつくり、問診・診察・説明が出来る。
2.小児の年齢的特異性と疾患の関係を理解し医療行為が出来る。
3.小児の症状・所見・検査結果を、適切に処理解釈し的確な問題点抽出を行う。
4.医師として小児科専門医と患者に関する論議が出来る。
5.比較的多く見られる小児救急疾患に対し的確な対応(その場の処置・再来受診の
指示・他医にたいするコンサルト或いは紹介)が出来る。
(行動目標)
1.親から子供が具体的にどのようなことで困っているかを具体的に聞き出す。
問診で小児の全身状態を把握する。
2.小児からも必要な情報を得る面接手法を身につける。
3.親から分娩歴・生育歴・既往歴を的確に聞き取る。
4.予防接種歴を正しくとり適切に対応(未接種の場合の指導等)。
(特に乳児健診・予防接腫は研修項目に入っていない。研修で,予防接腫の意義・
時期等の理解をふまえた問診は重要である。)
5.家族歴の聴取ならびに家系図をかける。
6.経験すべき症状
@発熱
A痙攣
B喘鳴を主訴(吸気・呼気、鼻・喉頭・胸部)
C咳(dry/moist/spasmodic)
D下痢・消化器症状(性状・嘔吐)
E成長発育・発達の異常(発達の評価・成長曲線の記入)
F皮膚の異常
Gその他小児の症状として
1)痛み 2)奇形 3)頭部・頚部腫瘤 4)貧血・紫斑 5)尿路症状
6)夜尿・行動異常等を経験する事が望ましい。
7.診察手法を身につける
@小児乳幼児に不安を与えずに診察に入る事ができる
A一見して重症度の判定が出来る
B診察の優先順位をつけられる
C気道感染症の一般診察が確実にできる
D年齢による差を理解する
8.新生児・乳児・幼児・小児・思春期の以下の理学所見を経験する
@身体計測:身長(臥位2歳誕生日前日まで:歩行開始12月/走る18月)
A体重・頭囲・胸囲の測定ならびに評価
B全身状態(正常/Critically ill)の把握が出来る
(原則として必要な所を優先に診察ができる)
C大泉門(前頭骨・頭頂骨で囲まれる:触診の際の体位・状態ならびに計測法)
D小泉門(どこか・臨床的意義)
E眼球結膜(黄疸・青色強膜)貧血の見方
F口腔内(扁桃・発赤・歯及びcaries)乳歯の萌出(時期)・永久歯
Gリンパ節(頚部・鼠頚部/肘部・後頸部・頭部:年齢差)
H甲状腺(頚部伸展・峡部を目安(甲状軟骨と輪状軟骨の位置・飲み込み)
I努力性呼吸(呻吟=呼気時の息だめ/陥没呼吸/鼻翼呼吸)
J聴診(吸気性喘鳴・呼気性喘鳴/呼気延長)/心雑音
K腹部(視診・触診・聴診)
L髄膜刺激徴候(頚部硬直・straight leg raising sign)
M皮膚(大理石紋様・turgor(高・低張状態)・浮腫・乾燥(アトピー)・湿潤)
N皮疹の的確な視診と記述(川崎病・麻疹・突発性発疹等の区別)
O発達の評価.小児特有の反射
P血圧測定
Q奇形
R睾丸容積 ・乳房発育
9.基本的検査の習得と結果の解釈ができる
@血算
A化学
B動脈ガス分析
C検尿
D心電図(小児心電図を自分でとり解釈する)
EX線(各年例における胸部X線写真)
F腹部エコー
*成人との違いを理解する。とくに緊急検査としての、血算・ヘモグラム・血糖・
ケトン体・血ガス・電解質・検尿は習得し、結果を解釈できる
10.病態を正確に把握し、入院オーダーが指示できる
@食事
A点滴
B処方
C安静度
D検査
E保険医療上の病名入力ならびに伝票上のコスト徴収
11.基本的な手技・処置ができる
1〜12は必須である。
@乳児・新生児を含めた採血が出来る
A点滴挿入が出来る
B乳児の採尿パック装着が出来る
C胃洗浄
D浣腸
E腰椎穿刺
F血ガス採血
G皮下注
H静注・輸血
I心電図・バイタルモニターの対応
Jマススクリーニング採血
Kツベルクリン反応
以下は必須ではないが、実習項目として入れるもの。
@高圧浣腸
A骨髄穿刺
B小児超音波検査
CIVP膀胱造影
12.小児救急を理解する
・発熱・喘鳴あるいは喘息発作・痙攣・下痢嘔吐症等に関しては、
1)救急で処置・治療が不要で患者ならびに親に対する説明ですむもの
2)救急で処置・治療をすれば良いもの
3)後日の専門医受診を指示する事が必要なもの
4) 至急他医とのコンサルトあるいは入院が必要であるものがあることを判断でき
るようにする事が目標である。
・不明点のある場合は、患者の全身状態がよくとも後日の病院受診を指示する。
13.経験が求められる疾患・病態
@小児けいれん性疾患
A小児ウイルス感染症
B小児細菌感染症
C小児喘息
D先天性心疾患
(評 価)
毎月1回、研修指導医とともに達成状況を確認、自己評価する。
週間スケジュール
月 火 水 木 金 土又は日 午前 回診
病棟回診
病棟回診
病棟回診
病棟回診
外来実習回診 午後 病棟
症例・回診
まとめ乳児健診 新生児診察 症例検討会
抄読会病棟
症例・回診
まとめ
●精神科
-
(期 間) 1年次選択必修期間で1〜2ヶ月間選択可。
(一般目標)
総合的な診断能力を身につける一環として、主な精神疾患・状態像の診断、治療の
知識、基本的な技術の習得をめざす
(行動目標)
1.精神科神経科の診療技術を習得する
1)現病歴、既往歴、家族歴について面接と記載
2)生活史、性格傾向、環境(職場、学校、家庭など)の把握
3)身体的現症の具体的診察、神経学的診察法の手技
4)精神医学的面接(一般的、診断的、治療的)の仕方
5)精神医学的現症の把握と記載方法
2.精神神経科的検査の臨床的意味を理解する
1)生化学的所見
2)生理学的所見
3)画像検査
4)知能心理検査
3.精神障害者の人権保護に関する基礎知識を習得する
1)入院形態の種類と手続き
2)患者・家族に対する情報の守秘義務
3)精神保健福祉法の基礎知識
4.精神科的な諸治療の適応と理論についての基礎知識を習得する
1)精神科薬物療法
2)精神療法の全般的概略
3)そのほかの生物学的治療
4)そのほかの心理社会的治療
5.主要な向精神薬の種類・適応・効果・副作用・薬理作用についての概略の知
識を習得する
1)抗精神病薬
2)気分安定剤(抗躁薬)
3)抗うつ剤
4)抗不安薬・睡眠薬
5)その他(抗てんかん薬、抗パーキンソン病薬、抗痴呆薬など)
6.主要な精神および行動の障害についてその症状経過予後、診断と治療の概略の
知識を習得する
1)痴呆・症状性を含む器質性精神病
2)統合失調症
3)気分障害
4)神経症性障害・ストレス関連障害および身体表現性障害
5)精神作用物質による精神および行動の障害(アルコール関連障害を中心に)
7.そのほか
1)他院・他科への依頼の仕方
2)他院・他科からの依頼への応対
3)各種診断書などの書き方
(評価方法)
1.指導医による各到達度目標に対する評価
2.研修医本人による各到達度目標に対する評価
(週間スケジュール)
月 火 水 木 金 1
週
目A
Mオリエンテーション 入院患者把握 入院患者把握 外来 入院患者把握 P
Mオリエンテーション 入院患者把握 入院患者把握 症例検討・
医長回診入院患者把握 2
週
目A
M入院患者把握 入院患者把握 病棟 病棟・外来 病棟 P
M入院患者把握 病棟・
クルズスリエゾン予診・
陪診病棟・
症例検討症例検討・
医長回診3
週
目2週目と同じ 4
週
目A
M下総精神医療センター研修 下総精神医療センター研修 下総精神医療センター研修 下総精神医療センター研修 下総精神医療センター研修 P
M下総精神医療センター研修 下総精神医療センター研修 下総精神医療センター研修 下総精神医療センター研修 総括・評価
●産婦人科
-
(期 間) 1年次選択必修期間で1〜2ヶ月間選択可。
(一般目標)
プライマリケアに必要な、女性特有の疾患、ホルモン変化、妊娠分娩に関する研修を
行う。これにより、女性患者を全人的に理解し、女性のQOL向上を目指したヘルスケア
を行えることを目標とする。
(行動目標)
1.女性特有の疾患による救急医療
産婦人科急性腹症の診断(子宮外妊娠、卵巣嚢腫茎捻転、卵巣出血)
2.妊娠の診断、妊婦の管理、投薬、正常分娩の経過
妊娠分娩と産褥期の管理の基礎知識と育児に必要な母性とその育成
妊産褥婦に対する投薬や検査に対する制限などの特殊性
3.思春期、成熟期、更年期の特徴
これらのホルモン環境の変化とその失調に起因する疾患
4.婦人科腫瘍、性感染症の診断と治療
5.以上の項目を理解するための、医療面接、基本的診察法、検査法
6.1)他院・他科への依頼の仕方
2)他院・他科からの依頼への応対
3)各種診断書などの書き方
これらの研修を通じて女性の特有な疾患を理解し、その特性を会得することはすべて
の医師にとって必要不可欠なものである。
(評価方法)
1.指導医による各到達度目標に対する評価
2.研修医本人による各到達度目標に対する評価
(週間スケジュール) 分娩見学・介助は昼夜を問わず、積極的に参加する
午前 午後 月 外来 病棟 火 病棟 手術見学・助手 水 外来 病棟 木 外来(助産師外来を含む) 手術見学・助手 金 外来 病棟
●地域医療(必修)
-
(期 間) 1ヶ月(2年次)
(一般目標)
地域包括医療の理念を理解し、実践できるために、地域医療、在宅医療、老人医療、
保険、福祉、介護の分野も含めて、臨床能力を身につけることを目標とする。
(行動目標)
1.地域包括医療の理念と方法論
地域住民に対して共感をもち、地域包括医療の必要性を理解する
対象地域の健康問題を把握する
ともに働く職種の役割を理解し、協調性を保つことができる
保険医療福祉行政を理解する
2.全人的アプローチ
身体・心理・社会的側面から、患者・家族のニーズを把握できる
予防的な観点から、患者・家族のニーズを把握できる
患者が豊かな人生をおくれるように、医療のゴールを患者・家族と共に考えることが
できる
以上の目標達成のための適切な面接技法や状況に応じた柔軟な対応を修得する
3.日常診療業務
日常診療において適切な診療、それに関する説明ができる
基本的な医療機器が使用できる
書類作成ができる
4.在宅医療
訪問診療、訪問看護、在宅緩和ケアについて理解する
5.介護保険への対応
介護保険制度の仕組みを理解し、そのサービスを体験する
6.保険事業
各種検診、予防接種、健康相談に対応できる
7.病診連携を理解する
以上の研修を国保多古中央病院・匝瑳市民病院にて行う。
週間スケジュール
月 火 水 木 金 土 午前 外 来 外 来 検 診 療養病床 デイサービス 一般病棟 午後 一般病棟 一般病棟 一般病棟 訪問診療 リハビリ 夜間 病棟カンファ 当直研修
●選択科目の研修について
-
(期 間)
2年次に、次の診療科の中から1診療科、又は2診療科以上を組み合わせて、併せて
11ヶ月を選択。
糖尿病代謝内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、精神科、小児科、外科、
整形外科、呼吸器外科、脳神経外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、
眼科、頭頸部外科・耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、外科病理
各診療科のプログラム(受け入れ期間、人数等を含む)は以下の通り。

糖尿病代謝内科 
呼吸器内科 
消化器内科 
循環器内科 
精神科 
小児科 
外科 
整形外科 
呼吸器外科 
脳神経外科 
心臓血管外科 
皮膚科 
泌尿器科 
産婦人科 
眼科 
頭頸部外科・耳鼻咽喉科 
放射線科 
麻酔科 
外科病理
●国立病院機構千葉医療センター 医師臨床研修プログラム
(千葉大学協力型)-
1.研修プログラムの目標
国立病院機構千葉医療センターの地域中核病院としての機能を活用し、将来の
専門性にかかわらず、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できる
よう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につける。また自由
な発想を失うことなく、積極的かつ責任を自覚できる人格を養成する。
本研修プログラムは千葉大学研修プログラムとの連携のもと、国立病院機構千葉
医療センターの特徴を加味しながら研修目標の達成が企画されている。研修は、分担
実施する内科、外科、麻酔科、産婦人科、小児科、精神科、地域医療の各診療科ごと
に以下のプログラムに沿って行う。
2.行動目標
医療人として必要なプライマリ・ケアに対する基本姿勢・態度を身につける
3.研修方式と各年次、基幹型研修医に準じて行う
※選択必修科は小児科、産婦人科、精神科、外科、麻酔科より1〜2科選択1 年 目 2 年 目 前 期 後 期 内 科
(6ヶ月)救急(2ヶ月)
外科(1ヶ月)
麻酔科(1ヶ月)
選択必修(2ヶ月)地域医療 1ヶ月
自由研修 11ヶ月救急(2ヶ月)
外科(1ヶ月)
麻酔科(1ヶ月)
選択必修(2ヶ月)内 科
(6ヶ月)
※基幹型プログラムと原則同じ

















